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あっという間に８月の発表会の公式練習が残すところ２回となりました。一週間前に通し練習がありますが、それは練習というより、ゲネプロなのであと２回ということです。 大人も子どもも忙しいのに本当によく集まってくれました。深夜バスや、新幹線や飛行機で来てくれる生徒もいるので、最低一回と当日練習には参加というルールを作ってはいますが、ルールはルールで、殆どの人達が８割以上は出席しています。深夜バスで月曜の朝について、そのまま学校や職場に行かれるんですよね。本当に、素晴らしいです。遠くから来てくれている生徒さんが、それは先生のレッスンの力だとおっしゃってくださるのですが、それにしても、交通費も時間も、捻出するのは大変だったことだろうと思います。 子どもたちも、学校の御用と部活動は抜けられないとして、テスト前も、他の習い事もお休みして、半年間はバイオリンに時間を割いてくれています。送り迎えのご父兄も、ほとんどがお仕事をお持ちの方ばかりで、せっかくの日曜日ゆっくりしたいなと思われると思うのですが、子どもたちのために時間を使ってくださり、本当に感謝です。東京でバイオリンを習わせているご家庭といえば、田舎出身の私の生まれ育った家庭とは違って、みなさんしっかりとしたご家庭ですが、時間の使い方、予定の組み方、そして子どもに求めている「厳しさ」が本質的というか。みんなで練習するんだから、どんなことがあっても、行かせるんだという意気込み、というより、それは当たり前の価値観だという空気が漂っていて、流石だなあと思います。こうやって、大きくなっても勤勉な、そして人と協調して生きていくことが上手な人になっていくんだろうな。そうそう、大人の生徒さんたちが、大人が子どもの自分より下手でも「下手ね」って言わないし、みんないい子って言ってて、すごいほっこりしました。

大人の生徒さんも、頼りになる存在の人たちばかりで、よくよく話を聞いてみると、すごい会社で偉い人だったりします。一流の人は、遊びも仕事も一流って言いますが、本当にその通りですね。

 

ルールとして、毎回の合奏で余った会費は、たくさん練習に出た人からボーナスとして返金することになっています。図々しい人が得をするじゃなくて、頑張った人が得をするという教室を作るのが私の信条なので、毎回毎回長時間練習頑張った人に、少しでもお返しして慰労させていただきたいです。まだ初心者や中級クラスで、長時間は出てないけど、練習は全部でたよって生徒には、皆勤賞の表彰しようかな。

 

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